ジェルネイルの手順1【自爪の下準備編】でプレパレーションを終えた後はジェルを塗っていきます!もしまだプレパレーションができてない方は自爪の下準備を必ず先に行ってください。
まずは基本的な単色塗りの手順をご紹介します。
メモ
- ジェルはライトで硬化した後、未硬化ジェルというベタつきが表面に残るが拭き取らずに次に塗るジェルを塗ってOK。(メーカーによっては未硬化ジェルが出ないものもある)
- 未硬化ジェルを触って指紋がついても気にせず次のジェルを塗ってOK。(ただし、指紋がついている状態でライトで硬化はしないように。)
- 爪以外にジェルがついてベタつく時は、キッチンペーパーにエタノールをつけて拭き取ればきれいになります。
- ライトで硬化中に熱く感じたら一度ライトから離し、熱が落ち着いたら再度ライトで照射時間当て直す。(特にトップジェルの時は必ず!)
- ライトで照射しない限りジェルは何度でもやり直しができますが、ライトで硬化した後の修正は困難です。ライトで固める前には必ず確認を!
ジェル《単色塗り》の手順
1.自爪の下準備後、ベースコートを塗る
自爪の下準備が終わった状態の爪にベースジェルを塗っていきます。
マニキュアのベースコート・トップコートのようにジェルにもベースジェル・トップジェルがあります。
ベースジェルは自爪との密着力が高いジェルです。ベースジェルとトップジェルはお互い代用できませんので、必ずベースジェルを一番初めに塗ってください。
ハケのついているボトルタイプのジェルはそのハケで塗ることができ、ジャータイプの容器に入っているジェルの場合は別途ジェルブラシを用いて塗っていきます。
適量は多すぎず少なすぎず、全体が凹凸なくつるんとなる量です。ベースジェルの量が少なすぎると自爪と密着できずジェルが取れやすくもなります。また次に塗るカラージェルをきれいに塗ることができません。
逆にジェルの量が多すぎると周りの皮膚に流れてしまったり、厚ぼったい仕上がりになってしまいます。
ポイント
- しっかりと爪の先端もジェルを塗ること
- 周りの皮膚にジェルが流れないようにする
- なるべく根元近くまで塗る
ジェルを長持ちさせる為には爪の先端までしっかりと塗ることが重要です!爪の先端がしっかり塗れていないと先端からジェルが剥がれます。爪の裏側にジェルが入り込まないよう気をつけながら先端を塗りましょう。
また、ジェルを美しく仕上げる為には根元とネイルサイドの際までジェルを塗ることが大事です。慣れないうちは根元近くまで塗ろうとすると皮膚にジェルが流れてしまったりと難しいですが、ジェルが皮膚についたままライトで固めると見栄えも悪く、その箇所からジェルが浮いて剥がれてしまいます。皮膚にジェルが流れてしまった時はライトで硬化する前に、ウッドスティックを使ってジェルをしっかりと取り除きましょう!
2.ライトで硬化させる
ベースジェルを塗ったら周りの皮膚にジェルが流れていないかを確認し、専用のLED/UVライトで照射しジェルを硬化させます。
ほとんどのジェルの照射時間はLEDライトで約1分/UVライトで約2分あれば充分ですが、メーカーにより異なります。使用するジェルに記載されている照射時間を確認して守るようにしてください。
ポイント
- 爪全体をしっかりライトに当ててください
- 硬化中熱い時はライトから一度離し、熱が治まってから再度ライトに入れましょう
3.カラージェルを塗る
ベースジェルが固まったら次はカラージェルを塗ります!
ベースジェルと同じく、ジャータイプのカラージェルの場合はジェルブラシを使います。(筆に残っているベースジェルはペーパータオルで拭き取ってからカラージェルをとります。)
ポイント
- しっかりと爪の先端もジェルを塗ること
- 周りの皮膚にジェルが流れないようにする
- なるべく根元近くまで塗る
4.ライトで硬化させる
カラージェルがきれいに塗れたらライトで照射し硬化させましょう。
ライトの当たりムラがないように、全体にしっかりとライトを当ててください。
5.もう一度カラージェルを塗る
1度目で塗った同じカラージェルをもう一度全体に塗ります。先端もしっかりとカバーし、皮膚にはみ出ないようにします。
このようにカラージェルは基本的に2回塗り、これを2度塗りと言います。
2回カラージェルを重ねることで発色も良くなり、塗りムラも抑えることができます。
ですが1度塗りの薄い色合いが好みだったり、透明感を生かしたシアー系のデザインにしたい時は1度塗りだけでも構いません。もし2度塗りでも薄く感じるようでしたらお好みで3回以上塗っても大丈夫です。
※1度塗りのみで仕上げる場合は全体的にジェルの厚みが足りないので、2回目のカラージェルの代わりにクリアジェルを全体に塗って硬化させると良いです。
6.ライトで硬化させる
周りの皮膚などにはみ出していないか確認し、ライトで硬化させます。
全体をしっかりとライトに当てましょう。
7.トップコートジェルを塗りライトで硬化させる
最後の仕上げにトップジェルを塗ります。
トップジェルはツヤがとても良く、ジェルをオフする時に使用するジェルリムーバーでは溶けないジェルです。
そのためトップジェルをベースジェルの代わりに使用したりカラージェルと混ぜたりして使用しないよう、必ずトップジェルは最後の仕上げの時のみに使用するようにしてください。(オフが大変になるので。)
未硬化ジェルが残るタイプと未硬化ジェルが残らないノンワイプタイプがありますがおススメはノンワイプタイプのトップジェルです。未硬化ジェルが残らないのでエタノールで拭き取る作業の手間も省け、とてもツヤツヤに仕上がります。
ポイント
- 爪の先端もしっかりとジェルを塗ること
- 全体的にジェルがつるんと仕上がる適量を塗る
- 周りの皮膚にジェルがつかないようにする
- 際までしっかりと塗る
トップジェルを塗ってつるんとさせた爪表面に光の線がまっすぐに入ればOKです!もし光の線に段差があったり、斜めになったりしていれば凹凸がありきれいにジェルが塗れていないということ。仕上がりの見栄えも良くないので、光がまっすぐに入るようつるんと塗りましょう。
8.ライトに入れる
ライトに入れてトップジェルを硬化させます。
しっかりとツヤが出るように全体がライトに当たるよう確認しながら当ててください。
ノンワイプタイプのトップコートジェルはライトで照射する時、一気に熱くなりやすいものが多いです。少しでも熱く感じ始めたら一度ライトから離し、熱さが治まってから再度ライトで硬化してください。その際は再度、照射時間分しっかりとライトに当てるようにしてくださいね。
未硬化ジェルが残るタイプのトップジェルの場合は正しい照射時間ライトに当てたあと、エタノールを含ませたキッチンペーパーでジェルを拭き取ってください。
その際一度拭き取ったキッチンペーパーの面は使わず、都度新しい面を使って拭き取ることで表面をくもらせることなくツヤツヤに仕上げることができます。
ポイント
- 爪全体をしっかりとライトに当てる
- ジェルに記載の照射時間をきちんと守る
- 硬化熱に気を付ける
- 未硬化ジェルが残るタイプの場合はエタノールで拭き取る
9.ひっかかりなどがあれば整える
ジェルがツヤツヤに仕上がった後は、指先や爪全体を触ってみて引っ掛かる箇所やがたつきがないかを確認します。
もし引っ掛かるところがあればファイルで軽く削りなめらかに整えます。
目の粗いファイルではなく、エメリーボードの目の細かい面(240~280Gぐらい)を使うとやりやすいですよ。
この時ファイルで削りすぎないよう少しずつ様子を見ながら行ってくださいね。
10.ネイルオイルで保湿をする
最後に、ネイルオイルを甘皮周りに塗り、指先全体を保湿すれば完成です!