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マニキュアとジェルネイルの違いとは?それぞれのメリット・デメリットも

これからセルフでネイルを始めようと思っている方やまだセルフネイルを始めたばかりの初心者さんも、まずは知っておきたい基本知識!マニキュアとジェルネイルの違いを簡単に説明します!

マニキュアとは

マニキュアとは自爪を装飾したり保護するために液体状の塗料を塗り、乾燥させることにより仕上げる爪化粧のことです。

一般的には「マニキュア」と呼ばれることが多いですがネイルサロン等では「ポリッシュ」や「ネイルカラー」と呼ぶことも多いです。

マニキュアの特徴

  • 完全に乾かすまでに時間がかかる
  • 数日~1週間ほどしか持たない
  • 除光液で簡単に落とせる
  • マニキュアも除光液も匂いが強い
  • マニキュア同士は混ぜて使うことはできない

 

マニキュアは乾くのに時間がかかる!

手軽に自分で塗り替えができるマニキュアですが、何と言っても一番大きな負担は「乾くのに時間がかかる」こと!

マニキュアは乾くのに約30分~1時間、顔料の多い濃い白色などの場合は中まで完全に乾くまでに更に時間がかかります。

完全に乾く前に触れてしまうとせっかく塗ったマニキュアに痕がついてしまったりよれてしまったり…。

一度痕がついてしまうときれいに戻すのは難しいものです。マニキュアを塗る時はあらかじめ手指を使う用事は終わらせておいて、お手洗いなども先に済ませてからにしましょう!

メモ

マニキュアの色やメーカーによっても乾く時間に差が出ます。
ラメやパールが入っている色や透明感のあるシアー系の色は比較的乾きが早く、濃い白色など顔料の多い色は中までしっかり乾くには長い時間がかかります。

マニキュアの持ちは数日~1週間!長持ちさせるには?

基本的にマニキュアを綺麗な状態で保てるのは数日程度です。主に先端から剝がれやすいので、長持ちさせるためには水仕事の時はゴム手袋をして指先を衝撃から守ったり、2~3日に一度のペースでトップコートを重ね塗りする等の対策も必要になります。

そしてマニキュアを塗る前は自爪の油分水分をしっかり除去した状態で塗ること!ベースコート・マニキュア・トップコートを塗る全ての工程で爪の先端部分もしっかり塗ることも大切です。

マニキュアはオフが簡単!

マニキュアは乾かすのに時間がかかりますが、落とす時はとっても簡単!除光液を含ませたコットンで爪表面を拭き取るだけでオフすることができます。

ですが注意点も。除光液に入っている成分のアセトンは爪を乾燥させてしまうので頻繁に使用すると自爪が白くなったり、縦筋ができたり二枚爪にもなってしまいます。

除光液を使用する際は自爪への負担を最小限に抑えるため、次の点を守りましょう!

  1. 除光液を含ませたコットンでゴシゴシ擦りすぎないようにする
    (→除光液を含ませたコットンを爪表面に数秒押し当て、除光液をマニキュアに浸透させる。その後、一定方向にスッと拭き取ってマニキュアをオフします。ラメがぎっしり入っている場合は落ちにくいので何度か繰り返してください。)
  2. 週に何度もマニキュアを付け替えないようにする
    (→マニキュアを長持ちさせる対策が大事!水仕事の時はゴム手袋をしたり、トップコートを2~3日に一度のペースで上から重ね塗りするなどし、頻繁に塗り替えないようにしましょう。)
  3. オフの後はネイルオイルなどで保湿をする
    (→オフのみの場合はオフ後に爪表面にしっかりとネイルオイルを塗り込みましょう。
    オフの後すぐに新しい色に塗り替える場合は新しい色に塗り替えた後、甘皮周辺にネイルオイルを垂らし自爪の根元部分に保湿成分が行き渡るようにしましょう。)

 

自爪の乾燥があまりにもひどい場合はしばらくマニキュアの使用を控えることも大切です。

また、アセトン成分の入っていないノンアセトンと書かれた除光液も多く販売されています。アセトン入りの除光液に比べると若干落ち難さはありますが、ご自身の爪の状態に合わせて使い分けるといいですね。

 

 

 

ジェルネイルとは

数年前まではジェルネイルと言えばはネイルサロンで施術してもらうのが当たり前でした。ですがここ数年の間に100円ショップなど身近なところでも材料を安く買えるようにもなり、現在は自宅で好きな時間にセルフでジェルネイルを楽しむ方がとても増えています。

ジェルネイルもマニキュアと同様自爪を装飾したり保護するためにする方が多いですが、マニキュアとはまた別物でありメリット・デメリットも異なります。

ジェルネイルの特徴

  • ジェルには「ハードジェル」と「ソフトジェル」の2種類が存在する
  • 専用のLEDライトやUVライトが必ず必要!(ライトを使うことでジェルが固まり完成できる)
  • 3週間~1カ月ほど長持ちする
  • ツヤピカに仕上がる
  • 様々なデザインを楽しめる
  • カラージェル同士を混ぜて好きな色を作ることができる
  • マニキュアよりも匂いは穏やかなものが多い
  • オフする作業に時間がかかる
  • 必要な材料や道具がいくつかある
  • 自爪に多少負担がかかる

現在の主流は「ソフトジェル」

ジェルネイルには「ハードジェル」と「ソフトジェル」の2種類があることをご存知でしょうか。ハードジェルの方がソフトジェルよりも先に誕生し一昔前のネイルサロンにおいて人気メニューでした。

ハードジェル

ハードジェルは名の通りとても硬く仕上がるので、自爪よりも長さを作り出すことに適しているジェルです。とてもクリア感のある透明素材の為、長さ出ししたジェルの部分は透明感とツヤを生かしたデザインアートを楽しむことができます。

ハードジェルはアセトンやジェルリムーバーではオフできない為、オフの際はひたすら削り取ってオフをすることになり作業に時間がかかります。

ソフトジェル

一方ソフトジェルは、マニキュアに比べると厚みと強度はありますがハードジェルほどではありません。しなる柔軟性も兼ね揃えていることから自爪への定着力が良いです。ハードジェルほどの強度はないので爪の長さ出しをするよりは自爪の長さのままで仕上げていくことが多く、「落ちないマニキュア」と表現されていたこともありました。

またアセトンやジェルリムーバーで溶かしながらオフができるので、慣れればハードジェルよりも短時間でオフをすることができます。

現在はハードジェルを取り入れているネイルサロンはかなり減っています。ソフトジェルが誕生してからはマニキュアのように自然な見た目なのにマニキュアよりもツヤツヤに仕上がって長持ちすることから瞬く間に人気となり、現在は「ジェルネイル」=「ソフトジェル」が主流となっています。

※当サイトでも「ジェルネイル」についての説明は全て「ソフトジェル」を示し説明しています。

専用ライトは必需品!

ジェルネイルは専用のLEDライトもしくはUVライトで照射させることで固まり完成します。

マニキュアは塗り始めた瞬間から少しずつ固まり始めるのでムラなく仕上げるには素早く塗らないといけないですが、ジェルネイルの場合はライトで照射しない限り固まりません。ムラなく綺麗に塗れるまで何度も塗り直すことができる点は初心者さんに嬉しいメリットです!

ベースジェル、カラージェル、トップジェルなどジェルを塗るたびに毎回ライトで照射させる必要がありますが、照射時間は数十秒~2分程度でOKです。(一般的にLEDライトは30秒~1分程度、UVライトは2~3分程度の照射時間ですがジェルのメーカーにより異なります。使用するジェルに表記されている照射時間を必ず確認して守ってください)

また、きちんと照射時間を守っていても爪表面全体がしっかりライトの光に当たっていないと綺麗に硬化してくれません。その場合表面にツヤがなく曇ってしまうこともあります。爪数本を一気にライトで照射させる場合は全ての爪がまんべんなくライトに当たっているか確認しながら行いましょう。

ライトを使用する時の注意点

ジェルによってはUVライトのみでしか硬化しないもの、LEDライトじゃないと硬化しないものもあります。ご自身が使用するジェルとライトが合っているか確認してから揃えていきましょう。

ジェルはライトで照射させるとジェルの成分が化学反応を起こし固まっていきます。この化学反応が起こる時にジェルには「硬化熱」が発生します。ライトに当てている時に爪が熱く感じることがありますが我慢はせず、熱く感じたら一度ライトに入れるのをやめて熱さが治まってから再びライトで照射するようにしてください。その際照射時間分はしっかり当て直しましょう。

一度に塗るジェルの量が多いとその分硬化熱も多くなりとても熱くなります。
また、トップジェルの場合も硬化熱が高く、ノンワイプトップジェル(未硬化ジェルの拭き取りがいらないトップジェル)はとても熱くなりやすいものもあります。

ジェルが熱くなるのは不良品ではありません。ジェルを硬化させるためには避けられないことですが火傷を避けるため、硬化熱は我慢しないように気をつけてください。

 

ジェルネイルはマニキュアより断然長持ち!

ジェルネイルはマニキュアに比べ作業工程が多く時間もかかりますが3週間~1ヵ月ほど長持ちします。

個人差はありますが自爪は1日に約0.1㎜程度伸びるので、3週間で約2㎜、1ヵ月で約3㎜は伸びることになります。2~3㎜伸びても生活に支障のない長さに自爪を整えてからジェルネイルを塗るようにするといいですよ。(足の爪は手の爪よりも伸びるのが遅く、1ヵ月で約1.5㎜伸びます。)

ですが長持ちさせる為には上手に自爪の下処理をする、周りの皮膚にジェルが付かないように塗る、爪に適した量のジェルを塗布する…など全ての工程で手が抜けず慣れも必要になってきます。セルフジェルネイル初心者さんや初めてジェルネイルをされる方は2週間~3週間程度で付け替えが必要になるかもしれませんので、オフに必要な道具類も早めに用意しておくと安心です。
また仕事内容や生活習慣によってはどうしてもジェルが取れやすい方もいらっしゃいますので、なるべく爪先を雑に扱う作業や指先が乾燥しすぎることは避けるようにしましょう。

好みの色で幅広いデザインがツヤツヤに!

幅広いデザインが楽しめて、ツヤツヤに仕上がることで人気なジェルネイル。マニキュアもメーカーによってはツヤに特化したトップコートが発売されていますが、ジェルネイルのツヤはまた格別!ツヤピカで思わず見入ってしまうほどの美しさです。

大きめのストーンやアートのパーツも上からジェルでしっかりコーティングすることで簡単に取れることはありません。

またジェルネイルでは白色や濃いめの色でも簡単にグラデーションアートをすることも可能です。

他にも何色もの色を淡くぼかしながら重ねる大理石風デザイン、シェルやホログラムを埋め込むデザインなどもジェルネイルなら簡単に仕上げられます。

マニキュアでは色同士を混ぜて使用することは不可能ですが、ジェルネイルは絵の具のようにカラージェル同士を混ぜ合わせ、自分好みの新しい色を作り出すことも可能です。

このようにいつまでも飽きることなくジェルネイルを楽しむことができます。

 

ジェルネイルに必要な道具類は…?

セルフでジェルネイルをするにはいくつか揃えないといけない道具類もあります。

ジェルと専用のライトだけではジェルネイルを完成させることはできず、他にもウッドスティックやキッチンペーパー、ファイル(やすり)等々…初めは必要なものを一通り揃えることに面倒を感じるかもしれませんが現在はほとんどが100円ショップで手に入ったり、ネットでもお手軽な価格で買うことができます。

一度揃えれば長く使える道具も多いです。自分に合った使いやすい道具を揃えていくのもセルフネイルの醍醐味としてぜひ楽しんでくださいね。

また、マニキュアの強い匂いが苦手な方はジェルネイルはどうなのか?と気になる方も多いと思います。結論から言うとジェルネイルで使用する「ジェル」はマニキュアに比べると匂いは軽めです。

メーカーによってはほぼ無臭のものもあるので室内で作業をしていてもあまり気にならない程度の匂いのものが多いでしょう。ですがやはりメーカーによってはジェルでも匂いの強いものもあります。マニキュアとはまた違った匂いなのでジェルの匂いの方が苦手という方も中にはいらっしゃるかもしれません。また、オフする時に使うアセトンやジェルリムーバーも匂いは強めなので作業をする時は部屋の換気を忘れないようにし、小さなお子様やペットがいる方は特に気を付けてください。

ジェルネイルはオフが大変?

ジェルを始める前に必ず知っておいてほしいのは「ジェルネイルは除光液ではオフできない」ということです。マニキュアは除光液とコットンさえあればいつでも簡単に落とすことができますがジェルネイルはそうはいきません。

慣れないうちはオフするだけでも30分~1時間ほどかかるかもしれません。時間にも余裕を持ってオフに取り掛かるようにしましょう。

そしてオフする際にも必要な道具類がいくつかあるので前もって揃えておきましょう!

・オフに必要な一式はこちら

自爪への負担は?

長持ちでツヤツヤに仕上がるジェルネイル。自爪への負担はどうでしょうか。

ジェルネイルで一番大きく負担がかかるのは下準備の時にサンディングをやり過ぎることによって自爪が薄くなり欠けやすくなることです。

また、オフする時にも無理やり剥がそうとして自爪の層まで一緒に剥がしてしまうと自爪が薄くなり傷んでしまいます。

下準備の時にサンディングをすることによって自爪とジェルの密着力が高まりジェルを長持ちさせることができるのですが、必要以上に削りすぎないよう気をつけなければいけません。

目の粗すぎるやすりの使用は避け、爪表面を削るのに適したやすり(ファイル)を選ぶようにしましょう!

・やすり(ファイル)について更に詳しいページはこちら!

 

このようにジェルネイルによる自爪への負担は下準備とオフの時に発生しやすいです。その為にも頻繁にジェルネイルの付け替えはせずに、一度つけたジェルネイルは3週間は持たせられるようにしましょう!

 

そして稀にですがジェルアレルギーを起こす方もいらっしゃったり、グリーンネイルといった爪のカビが発生することもあります。少しでも異変を感じたら使用を止め専門の医療機関に相談しましょう。

ライフスタイルに合わせて使い分けを

マニキュアとジェルネイルの特徴や違いが簡単にお分かりいただけたと思いますがどちらにもメリット・デメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えません。

仕事上週末だけネイルを楽しみたい方はマニキュアを、幅広いアートを長く楽しみたい方はジェルネイルを…という風にライフスタイルに合った楽しみ方でセルフネイルを取り入れてみてくださいね。

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